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起業~個人事業で始めるか、会社を設立するか(税務面)

2017/05/05

経営会計コンシェルジュの山田由美です。

起業しようとしている方は、個人事業主として始めるか、
会社を設立するかどちらがいいか迷うと思います。

また、既に個人事業主として起業しているがどのタイミングで会社(法人化)
にした方がいいか迷われると思います。

但し、会社(法人)の方が社会的信用が高いので
業種的に最初から会社にした方がいい方は、会社設立してくださいね。

個人事業主か会社にするか、
どちらか迷う場合に一番気になるのは税金ではないでしょうか。

事業を立ち上げたばかりで、まだ売上が少なく、
立ち上げにかかるコストを考えると出来るだけ
税金少なくしたいですよね。

事業を立ち上げると、個人事業主だと「所得税」、
会社だと「法人税」
が課税されます。
そして、売上高が1000万円を超えると「消費税」も支払わなければなりません。

所得税は、超過累進課税制度を採っているため、
利益が900万円までだと税率が最大で23%
900万円を超えると33%1800万円超40%4000万円超45%
とどんどん高くなります。

プラス住民税10%支払うことになります。
法人税は、超過累進課税制度を採っていないため、
今だと法人住民税も合わせて約35%になります。

ですので、
個人事業主の方も利益が500万円を超えるくらいから会社にする(法人化)することを検討されることをお勧めします。

消費税は、会社にすると
資本金が1000万円未満の場合は、最初の1年間は消費税の納税義務が免除
されます。
2年目は、一定の条件を満たせば、免除されます。

これは個人事業主の方も同じように売上高が1000万円を超えても、
最初の1年間は免除されます。
2年目は、一定の条件を満たせば、免除されます。

ですので、これから起業する方は最初の2年間は個人事業にして、
3年目に法人化すると合計で4年間消費税が免除されます。

消費税の面から考えると、最初から会社にするのではなく、
個人事業で始めて数年後に会社にすることを検討
されるといいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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